UNIX哲学
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小さく作る
プログラムを書くときは小さなものから初めて、小さいままに保つ。小ささは、シンプルさと言い換えることもできる。
小さいコードは分かりやすく、保守しやすく、移植しやすい。
小さいプログラムは単一機能になる傾向があり、これは 一つのことをやる という哲学にも繋がる。
注意として、小さく作ればそれでよいというわけではない。凝集度の高いモジュールを分割しようとしても、逆に結合が増えて可読性が低下するだけである。
試作をする
ソフトウェア開発において、最初からうまくいくことはまずあり得ない。後で大幅な変更に取り掛かるよりは、開発の初期段階で変更を行うほうが安上りである。
理想の開発サイクルを以下に示す。
- 短い機能仕様書を書く
- ソフトウェアを書く
- テストして書き直す(ここを繰り返す)
- 詳細なドキュメントを(必要なら)書く
まずは動くものを書く。実際に動かして確かめる。文書化は最後に。
コードを借りる
ソフトウェアを大量に書く一番よい方法は、借りてくることだ。
自分で一からコードを書くのは時間がかかる。既にインターネットに動作するコードがあるなら、それを利用するのが早い。実装のスピードは、早ければ早いほどよい。先人の努力をリスペクトしつつ、最大限に活かしたい。